2019年、最初のアスナビ説明会が3/12に開催されます。
2010年に第1回の説明会が開催され、76回目を迎えます。
3/12のアスナビ説明会は、ナショナルトレーニングセンターで開催され、施設見学も行われます。
そもそも、”アスナビ説明会”とは、JOCの強化選手のための就職支援の活動です。
JOCと東京都が運営するアスナビが、就職を希望するアスリートを企業に紹介し、採用いただくのです。
前回は11月に開催されており、その時点で、163社 248名のアスリートの就職に繋がっています。
「活動資金」「デュアルキャリア・セカンドキャリア」という面で問題・不安を抱えるアスリートには、とてもありがたい仕組みだと思います。
しかし、年間およそ2,000名の強化選手が存在する中で、9年間続いてきている活動にしては、就職人数はとても少なく見えます。
理由の1つとしては、2,000名の強化選手が、常にアスナビを活用しているわけではないことがありますが、企業支援や就職を求めていない選手はともかく、アスナビという制度自体、強化選手の認知度が低いようです。
このため、アスナビを利用するまでに至っていないと考えられます。
JOCが企業と現役トップアスリートをマッチングする就職支援制度が「アスナビ」です。
企業向けの説明会が全国各地で月に1~2回開催されており、トップアスリートから参加企業へ採用していただくためのプレゼンテーションがなされます。
今回(11/21)は、味の素トレーニングセンターで説明会が開催されることもあり、施設見学もさせていただけるとのこと。
アスナビ-企業向け説明会についてはこちらから。
しかし、この「アスナビ」については、以前にブログでも書かせていただいたとおりで、企業とアスリート双方がWin-Winの関係になれるための効果的な仕組みが欠落していると考えています。
アスナビのサイトやパンフレットには「企業との間に、Win-Winの関係を築いていくことを目的にしています」と書いてはありますが、ファンクション(目標)の達成度が低いのが現状です。
非常に局所的で効果の薄いアスリート支援しか実現できていないことが分かります。
CHIKARIZE Consulting Firm Blog-「アスリートキャリアサポート事業説明会へ参加してきました」
バリューエンジニアリングでいうところの、「価値の程度」が低い状況です。
今、まずはこの仕組みの改善をして、ファンクションの達成度を高め、真に価値のある仕組みにするための取り組みが出来ないかと考えています。
また、弊社としては、アスリートたちにどのような貢献ができるのかを、さらに追求するために、今後のの説明会にも参加していきます。